Japanese
English
症例報告
巨大色素性母斑から発生した悪性黒色腫
Malignant melanoma arising in a giant melanocytic nevus
杉木 浩
1
,
吉川 賢一
1
,
青木 武彦
1
,
近藤 慈夫
1
,
麻生 和雄
1
Hiroshi SUGIKI
1
,
Kenichi YOSHIKAWA
1
,
Takehiko AOKI
1
,
Shigeo KONDO
1
,
Kazuo ASO
1
1山形大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Yamagata University School of Medicine
キーワード:
巨大色素性母斑
,
悪性黒色腫
Keyword:
巨大色素性母斑
,
悪性黒色腫
pp.560-562
発行日 1996年6月1日
Published Date 1996/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901910
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50歳,女性.生下時より腰・臀部から両大腿後面にかけて海水パンツ型母斑を認め,初診約3ヵ月前より左臀部の母斑上に悪性黒色腫が発症した.広範囲切除,リンパ節郭清術を施行したが,肺門,縦隔部リンパ節転移をきたし,初診4ヵ月後死亡した.組織学的には,腫瘍細胞が表皮のほぼ全層から皮下組織中層まで及び,そのほとんどは類上皮細胞型であったが,一部は紡錘形の細胞で,共に明らかな異型性を認めた.
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