Japanese
English
症例報告
ボーエン病に認められた汗管腫様変化
Syringomatous changes accompanying Bowen's disease
松浦 浩徳
1,2
,
藤原 愉高
1
,
中北 隆
1
Hironori MATSUURA
1,2
,
Yutaka FUJIWARA
1
,
Takashi NAKAKITA
1
1高松赤十字病院皮膚科
2岡山大学医学部皮膚科学教室
1Division of Dermatology, Takamatsu Red Cross Hospital
キーワード:
ボーエン病
,
汗管腫様変化
Keyword:
ボーエン病
,
汗管腫様変化
pp.557-559
発行日 1996年6月1日
Published Date 1996/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901909
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汗管腫様変化を伴っていたボーエン病の1例を報告した.76歳,男性.6年前より右耳後部に瘙痒を伴う紅斑が出現していた.1年前から紅斑は軽度隆起し,その表面に鱗屑を伴う粗髄な部分が認められるようになってきていた.全摘したところ,ボーエン病の組織像とともに,真皮に汗管腫を思わせる管腔構造が認められた.我々は,この変化をボーエン病によって生じた二次的な汗管の変化と考えた.
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