Japanese
English
治療
シクロスポリン内服が奏効した小児膿疱性乾癬の1例
A case of pusutular psoriasis in childhood successfully treated with oral administration of cyclosporin
八田 尚人
1
,
石倉 多美子
2
Naohito HATTA
1
,
Tamiko ISHIKURA
2
1金沢大学医学部皮膚科学教室
2公立松任石川中央病院皮膚科
1Department of Dermatology, Kanazawa University School of Medicine
2Division of Dermatology, Matto Ishikawa Central Hospital
キーワード:
小児膿疱性乾癬
,
シクロスポリン
Keyword:
小児膿疱性乾癬
,
シクロスポリン
pp.1034-1036
発行日 1995年11月1日
Published Date 1995/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901707
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5歳,女児.初診の2週間前に感冒様症状があり10日前に胸部の紅斑に気づいた.その後発熱とともにほぼ全身に紅斑が拡大し小膿疱を伴った.膿疱は無菌性で,組織学的に角層下にKogojの海綿状膿疱が証明された.前医で投与された吉草酸ベタメサゾン0.9mg/日は無効であったが,シクロスポリン75mg/日(4mg/kg)内服の翌日に解熱し,4日目には紅斑・膿疱とも消退した.シクロスポリンを漸減して22日後に中止したが再燃はなく,副作用も認められなかった.
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