Japanese
English
症例報告
発疹性黄色腫の1例
A case of eruptive xanthoma
永井 弥生
1
,
石川 治
1
,
宮地 良樹
1
Yayoi NAGAI
1
,
Osamu ISHIKAWA
1
,
Yoshiki MIYACHI
1
1群馬大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Gunma University School of Medicine
キーワード:
発疹性黄色腫
,
高脂血症
,
糖尿病性黄色腫
,
CD 68
Keyword:
発疹性黄色腫
,
高脂血症
,
糖尿病性黄色腫
,
CD 68
pp.843-845
発行日 1995年9月1日
Published Date 1995/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901655
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46歳,女性.初診約1ヵ月前より膝蓋,肘頭に黄白色の紅暈を伴う小丘疹が出現した.組織学的に真皮内に泡沫細胞の集塊を認めた.検査にてIV型高脂血症および糖尿病を認めた.高脂血症治療薬を投与したところ皮疹は約6週間で速やかに消褪した.自験例は皮疹が外力を受けやすい部位に限局し,結節性黄色腫や結節性発疹性黄色腫の分布に類似していたが,明らかな結節は認めず,発疹性黄色腫と考えられた.
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