Japanese
English
症例報告
糖尿病に伴った発疹性黄色腫の1例
A case of eruptive xanthoma with diabetes mellitus
浅野 千賀
1
,
三浦 義則
1
,
黒田 啓
1
,
多島 新吾
1
Chika ASANO
1
,
Yoshinori MIURA
1
,
Kei KURODA
1
,
Shingo TAJIMA
1
1防衛医科大学校皮膚科学教室
1Department of Dermatology, National Defence Medical College, Tokorozawa, Japan
キーワード:
発疹性黄色腫
,
糖尿病
,
高脂血症
Keyword:
発疹性黄色腫
,
糖尿病
,
高脂血症
pp.45-47
発行日 2007年1月1日
Published Date 2007/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101563
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要約 24歳,男性.14歳時に脂肪肝を指摘された.初診の1年ほど前より両上肢,両足に自覚症状を伴わない橙黄色調の丘疹が集簇性に多発した.血液検査にて糖尿病,V型高脂血症の所見を認めた.病理組織学的には真皮に泡沫細胞の集塊,コレステリン結晶がみられた.糖尿病による続発性高脂血症に伴った発疹性黄色腫と診断した.糖尿病に対する治療を行うことによって,高脂血症が改善するとともに皮疹も軽快した.
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