Japanese
English
症例報告
サラゾスルファピリジンが奏効した関節症性乾癬
Dramatic improvement of arthralgia with salazosulfapyridine in a case of psoriasis arthropathica
岩澤 うつぎ
1,2
,
宮川 かおり
1
,
柿沼 寛
1
,
鈴木 啓之
1
Utsugi IWASAWA
1,2
,
Kaori MIYAKAWA
1
,
Hiroshi KAKINUMA
1
,
Hiroyuki SUZUKI
1
1日本大学医学部皮膚科学教室
2駿河台日本大学病院皮膚科
1Department of Dermatology, Nihon University School of Medicine
キーワード:
関節症性乾癬
,
サラゾスルファピリジン
Keyword:
関節症性乾癬
,
サラゾスルファピリジン
pp.35-38
発行日 1995年1月1日
Published Date 1995/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901414
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43歳,男.約20年来,尋常性乾癬と診断され加療されていた.当科初診の10カ月前より関節の腫脹,疼痛,運動制限が出現.皮疹の性状と病理組織所見,およびリウマチ血清反応陰性を示す関節症状を併せて関節症性乾癬と診断した.関節痛増悪のため入院,メソトレキセートの少量間歇投与を試みたが効果なく,サラゾスルファピリジン(サラゾピリン®)に変更したところ関節症状は軽快し,通常の生活および職場復帰が可能となった.サラゾスルファピリジンの関節痛に対する作用機序など若干の考察を記した.
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