Japanese
English
症例報告
自然軽快を示した小児の毛孔性紅色粃糠疹の1例
A self-resolving case of childhood-onset pityriasis rubura pilaris
後藤 良典
1,2
,
安藤 浩一
1
Yoshinori GOTO
1,2
,
Ko-ichi ANDO
1
1名古屋第一赤十字病院皮膚科
2名古屋大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Nagoya First Red Cross Hospital
キーワード:
毛孔性紅色粃糠疹
Keyword:
毛孔性紅色粃糠疹
pp.1165-1167
発行日 1994年12月1日
Published Date 1994/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901383
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自然軽快を示した1歳女児の毛孔性紅色粃糠疹の1例を報告した.初診時より顔面には白色ワセリン,四肢には尿素軟膏外用のみで経過をみていたところ3カ月後にはほぼ消失した.小児型の毛孔性紅色粃糠疹は一般には難治とされ,治療には大量のビタミンAあるいはエトレチネート内服療法が用いられることも多いとされている.一方,この症例のごとく短期間に自然軽快を示したとする報告も認められるため,治療法の選択には十分な配慮を要すると思われた.
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