Japanese
English
症例報告
タカルシトール外用が有効であった毛孔性紅色粃糠疹の1例
A case of pityriasis rubra pilaris successfully treated with topical tacalcitol
矢野 克明
1
,
玉田 康彦
1
,
新田 悠紀子
1
,
池谷 敏彦
1
Katsuaki YANO
1
,
Yasuhiko TAMADA
1
,
Yukiko NITTA
1
,
Toshihiko IKEYA
1
1愛知医科大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Aichi Medical University
キーワード:
タカルシトール
,
毛孔性紅色粃糠疹
Keyword:
タカルシトール
,
毛孔性紅色粃糠疹
pp.710-712
発行日 1997年8月1日
Published Date 1997/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902286
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外用療法のみで良好な臨床経過をたどった16歳,男児の毛孔性紅色粃糠疹の1例を経験した.皮疹は掌蹠,肘頭,膝蓋に限局しており,初診時よりタカルシトール外用を開始したところ,治療開始1か月後には皮疹は著明に改善した.毛孔性紅色粃糠疹には種々の治療が行われているが,タカルシトール外用療法は特に副作用もなく有効な治療法であると考えた.
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