Japanese
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特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 1992
IV 治療のトピックス
制癌剤漏出性皮膚障害の治療と予防法について—皮膚科医の役割
The management of anticancer: drug extravasation
柳川 茂
1
,
大隅 正義
1
,
熊井 良司
2
,
石原 和之
3
Shigeru YANAGAWA
1
,
Masayosi OHSUMI
1
,
Ryouji KUMAI
2
,
Kazuyuki ISHIHARA
3
1埼玉県立がんセンター皮膚科
2埼玉県立がんセンター血液科
3国立がんセンター皮膚科
1Division of Dermatology, Saitama Cancer Center
2Division of Hematology, Saitama Cancer Center
3Division of Dermatology, National Cancer Center
キーワード:
制癌剤漏出性障害
,
医療訴訟
,
ステロイド局注法
,
予防対策
Keyword:
制癌剤漏出性障害
,
医療訴訟
,
ステロイド局注法
,
予防対策
pp.169-174
発行日 1992年4月15日
Published Date 1992/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900626
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制癌剤の血管外漏出による皮膚障害は皮膚科に依頼されることが多いが,時に医療事故的側面が強くなるため,その治療には注意を要する疾患である.最近経験した予想外に重篤な症状に及んだ3例の制癌剤漏出性障害を報告しながら,治療上の問題点と種々治療法の適応について考察を加えた.また,制癌剤漏出においては,治療と同等にその予防対策が大切と思われ,薬剤知識,注射法など予防の要点を述べるとともに,皮膚科医が積極的にその予防対策に参加すべきことを強調した.
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