Japanese
English
症例報告
稽留性肢端皮膚炎の1例
A Case of Acrodermatitis Continua
安藤 浩一
1
Ko-ichi ANDO
1
1名古屋第一赤十字病院皮膚科
1Department of Dermatology, Nagoya First Red Cross Hospital
キーワード:
稽留性肢端皮膚炎
Keyword:
稽留性肢端皮膚炎
pp.217-219
発行日 1991年3月1日
Published Date 1991/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900300
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38歳,女.平成元年11月頃より特に誘因なく右第3指未節部の発赤,腫脹を生じた.同時に爪甲下および爪甲に隣接する皮膚に小膿疱が出現し,爪甲の脱落,破壊を認めるようになった.近医にて治療を受けたが改善しないため,平成2年2月16日当科を受診した.病変部より細菌,真菌を検出せず,さらに膿疱部の生検標本でKogojの海綿状膿疱を認めたため稽留性肢端皮膚炎の1例と診断した.メチルプレドニゾロン4mg/日の内服およびプロピオン酸クロベタゾール軟膏外用にて軽快し,以後経過を観察中である.
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