マイオピニオン
教室の発展計画
岩田 浩明
1
Hiroaki IWATA
1
1岐阜大学大学院医学系研究科皮膚科学
pp.10-11
発行日 2023年1月1日
Published Date 2023/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412206867
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18年間という教授の期間をいただき初めに考えたこと.6年計画を3つで18年間を考えていこうと決意しました.ここで述べることは,岐阜大学に着任して最初のカンファレンスで教室員に話したことです.
私は1999年に岐阜大学を卒業して北島康雄先生の指導する岐阜大学皮膚科に入局しました.人事や論文指導など非常に恵まれた環境で育てていただき手術から研究まで多くのことを学びました.2009年からは清島真理子教授に留学の機会をいただきさらに研究を深めることができました.当時は全く自分では考えもしませんでしたが,2022年3月から母校岐阜大学に戻れたことは光栄であるとともに責任を痛感しています.現在,岐阜大学は名古屋大学と法人統合がされて事務職員の削減など目に見える効率化が進みつつあります.学部の再編や大学病院の在り方など厳しい環境が差し迫っているのを感じます.18年間は長いように感じますが,先輩の先生方に伺うとあっという間だったという言葉をよく聞きます.大きな改革が進む中でも責任もって岐阜大学皮膚科を次の人たちに引き継ぐために,僕自身が18年間で取り組むべきことを自分なりに考えてみました.
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