活動レポート
高脂血症教室のあり方を考える—自主活動グループへの発展を通して
森田 佳重
1,2
,
新倉 和子
1,2
,
有沢 貴美栄
3
Yoshie MORITA
1,2
,
Kazuko NI-IKURA
1,2
,
Kimie ARISAWA
3
1前横須賀市南部保健所
2現横須賀市中央保健所
3横須賀市北部保健所
pp.634-636
発行日 1991年9月15日
Published Date 1991/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900421
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●はじめに
横須賀市は,神奈川県の東南部に突出した三浦半島の主要部を占め,東は東京湾,西は相模湾,南は三浦市,北は横浜市,逗子市及び葉山町に接する略菱形の地形をなす行政区である.人口約44万人(平成2年10月現在),市街は平地を中心として,北郷,中央,東部及び西部地区を分散し,一環した形態を構成していないところに特徴がある.
南部保健所は,市の南東部に位置し,人口約14万人で,昔ながらの農村・漁村地域がある一方,丘陵地の開発が進められている.
本市では,昭和58年度より,医師会委託の形で一般健康診査(以下,一般診査とする)を行っている.昭和61年度からの一般診査は,医師会委託による個別診査と保健所での集団健診を並行して実施することになった.集団健診の受診状況は,表1,2の通りである.南部保健所では,受診者の半数以上が要注意者であることから,集団健診終了後,健康教室を実施してきた.
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