Derm.2020
医師としてのバランス感覚とレジリエンス
永瀬 浩太郎
1
1佐賀大学医学部内科学皮膚科
pp.168
発行日 2020年4月10日
Published Date 2020/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412206051
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常々,バランス感覚のある医師になりたいと思って働いてきた.臨床・研究と教育,先輩と後輩,医療スタッフと患者,仕事とプライベートなど,医師としてバランス感覚を求められる局面は多々訪れる.ただ,バランスの良さを重視してきた一方で,この言葉にはどことなく物足りなさを感じ,バランスがとれていれば良いわけではないなと思う機会も増えた.与えられた環境の中で,という受動的な印象を受けることがあるからか.または,職業柄バランスよくさまざまな疾患を診ることの重要性と別に,一貫した専門性の必要性を感じることも多いからか.
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