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増刊号特集 最近のトピックス2016 Clinical Dermatology 2016
4.皮膚疾患治療のポイント
男性型脱毛症の新しい治療
New treatment for androgenetic alopecia
大山 学
1
Manabu OHYAMA
1
1杏林大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Kyorin University School of Medicine, Tokyo, Japan
キーワード:
男性型脱毛症
,
ミノキシジル
,
フィナステリド
,
自家植毛
,
デュタステリド
Keyword:
男性型脱毛症
,
ミノキシジル
,
フィナステリド
,
自家植毛
,
デュタステリド
pp.100-103
発行日 2016年4月10日
Published Date 2016/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412204748
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summary
男性型脱毛症の病態の最大の特徴は男性ホルモンの影響により毛周期が短縮する結果生じる毛包のミニチュア化である.内服,外用に加え自家植毛などの治療法の選択肢があるが,内服薬としてテストステロンを活性の強いデヒドロテストステロンに変換する5α還元酵素のうちⅡ型を特異的に阻害するフィナステリドが現在主として用いられている.Ⅰ型,Ⅱ型両方の5α還元酵素を阻害するデュタステリドが内服薬として承認され今後使用が拡がると予想される.有効性が期待される一方,副作用に対する評価はいまだ一定しておらず具体的な使い分け方を議論するにはまだ時期尚早と言える.
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