Japanese
English
特集 脱毛症治療
Topics
再生医療による男性型および女性型脱毛症の治療
Treatment of male and female pattern hair loss with regenerative medicine
原田 和俊
1
Kazutoshi Harada
1
1東京医科大学皮膚科学分野
1Department of Dermatology, Tokyo Medical University
キーワード:
再生医療
,
男性型脱毛症
,
女性型脱毛症
,
DSC細胞
,
S-DSC毛髪再生医療
Keyword:
再生医療
,
男性型脱毛症
,
女性型脱毛症
,
DSC細胞
,
S-DSC毛髪再生医療
pp.102-108
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000004502
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
●毛包組織では,間葉系の毛乳頭細胞が生化学的シグナルを産生し,毛髪の成長に不可欠な役割を果たしていることから,毛髪再生医療の研究は毛乳頭細胞を中心に行われてきた.近年では,毛乳頭細胞と上皮系細胞を組み合わせた毛髪再生技術も研究されているが,臨床応用には至っていない.
●毛乳頭細胞と同じ間葉系の毛球部毛根鞘細胞が毛包組織の再生能を有する可能性が示され,培養自家毛球部毛根鞘細胞を用いた毛髪再生医療の開発が進められてきた.日本国内で実施された2回の臨床研究により,毛球部毛根鞘細胞の最適投与濃度が決定され,毛髪密度の増加,外観的な改善効果と長期間の安全性が検証された.
●培養自家毛球部毛根鞘細胞を用いた自由診療としての毛髪再生医療が2024年から開始されている.今後,実臨床におけるリアルワールドデータが積み重ねられ,有効性と安全性の検証がさらに進むことで治療法の信頼性が向上し,とくに治療法の少ない女性型脱毛症患者の新たな選択肢として受け入れられていくことが期待される.
(「ポイント」より)

Copyright © 2026, KYOWA KIKAKU Ltd. All rights reserved.

