Japanese
English
特集 脱毛症――研究と診療の進歩
男性型脱毛症の病態と治療
The pathology and treatment of androgenetic alopecia
影山 玲子
1
Reiko KAGEYAMA
1
1浜松医科大学皮膚科学講座
キーワード:
男性型脱毛症(AGA)
,
メタボリックシンドローム
,
アンドロゲン
,
5α-還元酵素阻害薬
,
ミノキシジル
Keyword:
男性型脱毛症(AGA)
,
メタボリックシンドローム
,
アンドロゲン
,
5α-還元酵素阻害薬
,
ミノキシジル
pp.1169-1172
発行日 2025年12月27日
Published Date 2025/12/27
DOI https://doi.org/10.32118/ayu295121169
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男性型脱毛症(AGA)は日常診療で遭遇する脱毛症のひとつである.パターン型の脱毛症であり,原因は完全には明らかになっていないが,その病態に男性ホルモン(アンドロゲン)が深く関わることが知られている.遺伝や生活習慣とも関連し,近年,メタボリックシンドロームとの関連性が複数の研究で報告されており,AGA症例における長期的なメタボリックシンドローム併発の可能性が示唆されている.AGAに対して推奨されている治療は,5α-還元酵素阻害薬であるフィナステリドおよびデュタステリドの内服,ミノキシジルの外用である.その他の治療選択肢として,アデノシン外用,LED照射がある.また,上記治療による効果が不十分な症例に対し,他に手段がない状況下において,経験と技術を有する医師が施術する場合に限り自毛植毛術が勧められている.AGAに対する治療は,治療効果のほか,副作用を十分に理解したうえでの適切な治療選択が重要と考えられる.

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