Japanese
English
症例報告
組織学的に特異な裂隙形成をみた落葉状天疱瘡の1例
A Case of Pemphigus Foliaceus Showing Bullae within Lower Portion of Epidermis
市川 弘城
1
,
藤原 作平
1
,
高安 進
1
,
竹内 信親
2
Hiroki ICHIKAWA
1
,
Sakuhei FUJIWARA
1
,
Susumu TAKAYASU
1
,
Nobuchika TAKEUCHI
2
1大分医科大学皮膚科学教室
2竹内皮膚科医院
1Department of Dermatology, Medical College of Oita
2Takeuchi Dermatology Clinic
キーワード:
落葉状天疱瘡
Keyword:
落葉状天疱瘡
pp.1207-1210
発行日 1989年11月1日
Published Date 1989/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412204242
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
銀杏大量摂取後に発症した53歳男性,落葉状天疱瘡の症例を報告した.病初期には日光による皮疹の誘発,増悪が見られた.経過中,病理組織学上二段構造の水疱,すなわち,その中央部では表皮下層と角化層に水疱形成が見られ,また辺縁部では表皮中層に水疱裂隙が認められた.治療はプレドニン120mg内服とエンドキサン,シオゾール併用にて初めて軽快傾向を示した.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.