Japanese
English
症例報告
若年者に発症した落葉状天疱瘡
Junvenile pemphigus foliaceus
牧野 輝彦
1
,
松井 千尋
1
,
長堀 英史
1
,
篭浦 正順
1
,
諸橋 正昭
1
Teruhiko MAKINO
1
,
Chihiro MATSUI
1
,
Hidefumi NAGAHORI
1
,
Masayori KAGOURA
1
,
Masaaki MOROHASHI
1
1富山医科薬科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Faculity of Medicine, Toyama Medical and Pharmaceutical University
キーワード:
若年発症
,
落葉状天疱瘡
,
免疫沈降法
,
デスモグレイン
Keyword:
若年発症
,
落葉状天疱瘡
,
免疫沈降法
,
デスモグレイン
pp.206-208
発行日 1999年3月1日
Published Date 1999/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902797
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20歳,男性.顔面,体幹を中心に紅斑,小水疱,びらんが出現.組織学的に,角層下から顆粒層に水疱が見られ,水疱内に変性した棘細胞,好酸球,好中球を認めた.蛍光抗体法では表皮の細胞間にIgG,C3の沈着を認めた.また間接法において患者血清128倍希釈までIgG陽性所見が得られた.免疫沈降法では分子量160kDの蛋白の沈降を認めた.以上より落葉状天疱瘡と診断した.プレドニゾロン投与にて症状は軽快している.
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