Japanese
English
原著
陰茎白癬の7例
Seven Cases of Penile Tinea
佐々木 一夫
1
,
望月 隆
1
,
伊豆蔵 るり子
1
,
渡辺 昌平
1
Kazuo SASAKI
1
,
Takashi MOCHIZUKI
1
,
Ruriko IZUKURA
1
,
Shohei WATANABE
1
1滋賀医科大学皮膚科教室
1Department of Dermatology, Shiga University of Medical Science
pp.573-577
発行日 1988年6月1日
Published Date 1988/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203916
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7例の陰茎白癬を経験した.本症の特徴として,①臨床上,中心治癒傾向のない鱗屑を伴う浸潤の浅い紅斑を呈し,②陰股部白癬あるいは陰嚢白癬の合併が多く,③鏡検にて多数の菌要素を認め,④原因菌として,T.rubrumが殆どである,ことがあげられる.また,基礎疾患を有するもの,ステロイド剤の外用および内服に伴い発症したと考えられる症例も散見された.
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