Japanese
English
原著
鼠径リンパ肉芽腫症と思われる夫婦例
Two Cases of Lymphogranuloma Inguinale
馬場 恵美
1
,
植原 八重子
1
,
加茂 紘一郎
1
Emi BABA
1
,
Yaeko UEHARA
1
,
Koichiro KAMO
1
1警友総合病院皮膚科
1Department of Dermatology, Keiyu General Hospital
pp.407-411
発行日 1978年5月1日
Published Date 1978/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201896
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夫が台湾旅行中に感染し,帰国後妻に伝染せしめたと思われる鼠径リンパ肉芽腫症の夫婦例を報告した.本邦では本症例に遭遇する機会は極めて稀れとなりつつあり,かつ最近報告されている例も外国人例である.本症の診断や治療は比較的容易であり,現在では病原体の同定も可能になっている.海外旅行の普及に伴い,かかる症例を今後経験する機会も増える可能性があると思われ,再び注意を喚起したい.
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