シンポジウム アレルギー性接触皮膚炎における抗原形成
展望
谷奥 喜平
1
1岡山大学
pp.253-261
発行日 1971年3月1日
Published Date 1971/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412200777
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
接触皮膚炎ですが,これには日光皮膚炎も含めますが,haptenが蛋白と結合するのには図1のようにhapten (H)がprotein (P)と結合するとの想定の大筋はPillsburyに書いてある通りだと主張しているものです。私はさらに血管を通つて皮膚の中にhaptenが入る場合もあると思います。日光皮膚炎ではhaptenとproteinとの結合に光線が関係する,さらにPとHが両方とも皮膚で代謝されるのでないか。この代謝の基本には皮膚はorganであるという私(表1)考があるのです。
以上の想定で以下の実験を進めます。
Copyright © 1971, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.