印象記
第67回日本皮膚科学会総会並びに学術大会印象記
土肥 淳一郎
1
1慈恵医大
pp.930-933
発行日 1968年8月1日
Published Date 1968/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412200393
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
第67回日本皮膚科学会総会並びに学術大会は東北大学高橋吉定教授を会頭として昭和43年5月21(火),22(水),23(木)日の3日間,緑濃い仙台市川内東北大学記念講堂において開催された。十勝沖地震の余波がようやく落付いた東北路であつたが非常に多数の会員が参会し第1日の第1会場などはさしもの広い会場が満員の盛況であつた。
学術大会は例によつて宿題報告,一般演題,スライド供覧,学術展示の他に毎日1主題についてシンポジウムが行なわれ,また国際皮膚科学交換講座として西独ミュンヘン大学のO.Braun-Falco教授の講演が行なわれた。午前中は連日一般演題を午前8時30分より10時30分迄2会場で同時に行い,あとの時間を宿題報告,招待講演にあて,午後はシンポジウムに充分な時間をさき,そのあとをスライド供覧,学術展示討議にあてたことは好ましい時間割であつた。しかもこのような時間割であつて一般演題の口演数は73題と近年になく多数であつた。
Copyright © 1968, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.