印象記
第88回日本皮膚科学会学術大会印象記
上出 良一
1
1東京慈恵会医科大学皮膚科
pp.874-877
発行日 1989年7月1日
Published Date 1989/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412204181
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年号が平成に変わって初めての日本皮膚科学会学術大会は,平成元年5月11日から3日間,加賀百万石の城下町金沢市において,広根孝衛会頭(金沢大)により開催された.金沢での総会は大正9年の第20回(会長:土肥慶蔵教授),昭和23年の第47回(会頭:並木重郎教授),昭和40年の第64回(会頭:福代良一教授)についで4回目であり,伝統ある金沢大学皮膚科学教室の足跡がうかがえる.今回の総会開催に当たり広根会頭は,21世紀を間近に控え,転換期に立つ医学と医療の中での日本皮膚科学会の立場を,臨床応用を目指した研究の促進と,生涯教育の充実を目指した学会ととらえ,その実現のために基礎と臨床の結合を目指して,主要行事のテーマを選ばれたという.
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