Japanese
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薬剤
皮膚科領域におけるインドメサシンの治験
CLINICAL EVALUATION OF INDOMETHACIN THERAPY IN PATIENTS WITH DERMATOSES
斎藤 忠夫
1
,
須貝 哲郎
1
Tadao SAITO
1
,
Tetsuro SUGAI
1
1大阪市立大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Osaka City University Medical School
pp.921-927
発行日 1968年8月1日
Published Date 1968/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412200392
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I.はじめに
非ステロイド系抗炎症剤の研究開発は近時活発に推進され,phenylbutazoneを始めとして相次いで新しい化合物や誘導体が登場した。1963年Merck社研究陣のWinterら1)はindomethacinすなわち1-(p-chlorobe-nzoyl)-5-methoxy-2-methylindole-3-acetic acidが強力な抗炎鎮静作用と抗肉芽腫形成作用を有することを見出し,臨床的研究においてもリウマチ性疾患に有効であることが続々と報告された2-4)。著者らはたまたま本剤の皮膚科領域における治験を日本メルク万有会社から依頼され,現在まで7カ月間にわたる本剤(商品名インダシンIndacin)の治験をえているが,今回は主として,アレルギー性血管炎に対する治療成績について,報告する。
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