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特集 最近のトピックス2012 Clinical Dermatology 2012
4.皮膚疾患治療のポイント
慢性蕁麻疹における抗ヒスタミン薬の予防的内服期間についてのエビデンス
An evidence for the period of preventive antihistamine therapy in chronic urticaria
川島 眞
1
Makoto KAWASHIMA
1
1東京女子医科大学皮膚科
1Department of Dermatology,Tokyo Women's Medical University,Tokyo,Japan
キーワード:
慢性蕁麻疹
,
抗ヒスタミン薬
,
予防的内服
,
対症的内服
,
内服期間
Keyword:
慢性蕁麻疹
,
抗ヒスタミン薬
,
予防的内服
,
対症的内服
,
内服期間
pp.110-113
発行日 2012年4月10日
Published Date 2012/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412103260
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要約 ほぼ連日のように繰り返し症状がみられる慢性蕁麻疹においては,膨疹とかゆみに対して十分な効果を有する抗ヒスタミン薬を症状出現の有無にかかわらず,連日予防的に継続内服して十分に症状の治まったところで,徐々に減量して休止を目標とする治療法がガイドラインでも推奨されているが,予防的に継続して内服すべき期間については,不明であった.エバスチンを用いた試験により,連日症状がみられるような例では,3か月連続して内服したほうが1か月間の連続内服よりも経過が良いことが示された.
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