特集 外来で出会うアレルギー疾患—Total Allergist入門
押さえておくべきアレルギー疾患の基本
慢性蕁麻疹の診断と治療
福永 淳
1
1神戸大学大学院医学研究科内科系講座皮膚科学教室
キーワード:
慢性蕁麻疹
,
特発性蕁麻疹
,
蕁麻疹診療ガイドライン2018
,
UAS7
,
Urticaria Activity Score 7
,
UCT
,
Urticaria Control Test
,
オマリズマブ
Keyword:
慢性蕁麻疹
,
特発性蕁麻疹
,
蕁麻疹診療ガイドライン2018
,
UAS7
,
Urticaria Activity Score 7
,
UCT
,
Urticaria Control Test
,
オマリズマブ
pp.229-233
発行日 2021年2月10日
Published Date 2021/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227420
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Point
◎蕁麻疹は「特発性蕁麻疹」と「刺激誘発型の蕁麻疹」に分類され,治療アプローチが異なる.
◎急性蕁麻疹と慢性蕁麻疹は「特発性蕁麻疹」に含まれ,症状が6週間以上続くのが慢性蕁麻疹である.
◎慢性蕁麻疹の診断は,特定の刺激で誘発されないという点で他の病型の蕁麻疹を除外することで行う.
◎慢性蕁麻疹の治療は抗ヒスタミン薬をベースとし,難治例にはオマリズマブが有効である.
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