特集 かゆみ大全
【よくある痒みの対処法】
慢性蕁麻疹
上出 良一
1
1東京慈恵会医科大学附属第三病院皮膚科
キーワード:
慢性蕁麻疹
,
血管性浮腫
,
抗ヒスタミン薬
,
食物依存性運動誘発アナフィラキシー
,
特発性慢性蕁麻疹
,
H1拮抗薬
Keyword:
慢性蕁麻疹
,
血管性浮腫
,
抗ヒスタミン薬
,
食物依存性運動誘発アナフィラキシー
,
特発性慢性蕁麻疹
,
H1拮抗薬
pp.117-119
発行日 2013年2月15日
Published Date 2013/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102740
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ガイドラインの策定
蕁麻疹はきわめて日常的な皮膚疾患であり,日本皮膚科学会による皮膚科診療施設の受診状況調査では,患者の約5%を占める.皮膚科以外にもプライマリ・ケア医や救急室を受診することも多い.蕁麻疹の診療ガイドラインが整備され,現在,皮膚科専門医向けには2011年に改訂された日本皮膚科学会の「蕁麻疹診療ガイドライン」があり,アレルギー専門医向けには2010年に日本アレルギー学会が「アレルギー疾患診断・治療ガイドライン2010」を策定している.また,一般臨床医の理解を助けるために「アレルギー診療ガイドブック」が日本アレルギー学会より発刊され,その中の蕁麻疹/血管性浮腫の項でもガイドラインを踏まえた解説がなされている.
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