Japanese
English
症例報告
両臀部に出現した虚血性筋膜炎の1例
A case of bilateral buttock ischemic fasciitis
山本 真有子
1
,
中島 英貴
1
,
池田 光徳
1
,
佐野 栄紀
1
Mayuko YAMAMOTO
1
,
Hideki NAKAJIMA
1
,
Mitunori IKEDA
1
,
Shigetoshi SANO
1
1高知大学医学部皮膚科学講座
1Department of Dermatology,Kochi Medicl School,Nankoku,Japan
キーワード:
虚血性筋膜炎
,
両側臀部
,
車椅子生活
Keyword:
虚血性筋膜炎
,
両側臀部
,
車椅子生活
pp.979-981
発行日 2010年11月1日
Published Date 2010/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102755
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要約 87歳,女性.腰部脊柱管狭窄症のため長期間車椅子生活をしていた.両側臀部に皮下腫瘤が出現した.摘出標本の病理組織像では,真皮深層から皮下脂肪織にかけてフィブリノイド壊死像と,それを取り囲むように小血管の増生と粘液腫状の間質を伴う紡錘形ないし星芒状の細胞の増殖を認め,虚血性筋膜炎と診断した.車椅子生活により臀部が繰り返し虚血に陥ることで本症を発症したと考えた.
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