Japanese
English
症例報告
神経線維腫症Ⅰ型に合併した右足部有棘細胞癌の1例
A case of squamous cell carcinoma on the right foot with neurofibromatosis type I
吉田 益喜
1
,
川原 繁
1
,
川田 暁
1
Masuki YOSHIDA
1
,
Shigeru KAWARA
1
,
Akira KAWADA
1
1近畿大学医学部皮膚科
1Department of Dermatology,Kinki University School of Medicine,Osaka-Sayama,Japan
キーワード:
有棘細胞癌
,
神経線維腫症I型
,
足背部
Keyword:
有棘細胞癌
,
神経線維腫症I型
,
足背部
pp.251-254
発行日 2010年3月1日
Published Date 2010/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102540
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要約 75歳,女性.全身に多数のカフェオレ斑と皮膚結節あり,神経線維腫症I型であった.3年前から右足背部に腫瘤が出現し放置していたが,急速に増大したため受診した.腫瘤は紅色で,77×90×30mm大のカリフラワー状であった.生検の結果,有棘細胞癌であった.術前検査で転移はなく,MRIで伸筋腱に浸潤していた.T4N0M0病期IIIaと診断し,拡大切除のみ行った.神経線維腫症Ⅰ型に有棘細胞癌が合併することは稀である.
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