Japanese
English
特集 角化症~角質の科学から考える~
臨床例
表在播種型汗孔角化症が母地と考えられた右耳甲介の有棘細胞癌
A case of squamous cell carcinoma arising from superficial disseminated porokeratosis
江口 令
1
,
金子 高英
1
,
髙森 建二
1
,
須賀 康
1
Rei Eguchi
1
,
Takahide Kaneko
1
,
Kenji Takamori
1
,
Yasushi Suga
1
1順天堂大学医学部附属浦安病院皮膚科
1Department of Dermatology, Juntendo University Urayasu Hospital
キーワード:
汗孔角化症
,
表在播種型汗孔角化症
,
有棘細胞癌
,
Bowen病
Keyword:
汗孔角化症
,
表在播種型汗孔角化症
,
有棘細胞癌
,
Bowen病
pp.229-233
発行日 2023年3月1日
Published Date 2023/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003335
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・右耳甲介に有棘細胞癌を生じた86歳,男性例を報告する.
・患者は表在播種型汗孔角化症(porokeratosis:PK)の既往歴,家族歴を有していた.
・有棘細胞癌の病理組織を検討した結果,PKを母地として発生したと推測された.
・PKでは易発癌性が示唆されるため,診察時には皮膚悪性腫瘍の併発に留意する必要がある.
(「症例のポイント」より)
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