Japanese
English
症例報告
シロスタゾールによる薬疹の1例
A case of drug eruption due to cilostazol
中野 敦子
1
,
籏持 淳
1
,
濱 直人
1
,
古谷野 さとみ
1
,
塚原 掌子
1
,
石黒 恵美子
1
,
小池 佑美
1
,
濱崎 洋一郎
1
,
山﨑 雙次
1
Atsuko NAKANO
1
,
Atsushi HATAMOCHI
1
,
Naoto HAMA
1
,
Satomi KOYANO
1
,
Shoko TSUKAHARA
1
,
Emiko ISHIGURO
1
,
Yumi KOIKE
1
,
Yoichiro HAMASAKI
1
,
Soji YAMAZAKI
1
1獨協医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology,Dokkyo Medical University,Tochigi,Japan
キーワード:
シロスタゾール
,
薬疹
Keyword:
シロスタゾール
,
薬疹
pp.21-23
発行日 2010年1月1日
Published Date 2010/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102484
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要約 60歳,女性.前医で脳梗塞治療中,ニフェジピン,カンデサルタンシレキセチル,イコサペント酸エチル,シロスタゾールを内服後にそう痒を伴う皮疹が出現し,拡大したため,当科紹介入院した.初診時,全身に播種状に浮腫性紅斑,丘疹がみられた.組織所見では,血管周囲性に炎症細胞浸潤を認めた.内服誘発テストを施行し,シロスタゾール投与10時間後に浮腫性紅斑が出現した.シロスタゾールによる薬疹の報告はきわめて稀である.
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