Japanese
English
症例報告
臭素疹の1例
A case of bromoderma
洞口 由香
1
,
吉田 亜希
1
,
赤坂 俊英
1
Yuka HORAGUCHI
1
,
Aki YOSHIDA
1
,
Toshihide AKASAKA
1
1岩手医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology,Iwate Medical University,Morioka,Japan
キーワード:
臭素疹
,
bromoderma
,
臭化カリウム
,
難治性てんかん
Keyword:
臭素疹
,
bromoderma
,
臭化カリウム
,
難治性てんかん
pp.25-27
発行日 2010年1月1日
Published Date 2010/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102485
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要約 10か月,女児.難治性てんかんで治療中であったが,痙攣のコントロールが不良であり,臭化カリウムの内服が追加された.開始後24日目から下肢,顔面に紅色の丘疹および結節が出現した.血中臭化物濃度は120mg/dlと高値を示し,臭素疹と診断した.臭化ナトリウムの内服を中止としたところ,4週間後には色素沈着を残して消退した.
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