連載 Clinical Exercise・9
Q考えられる疾患は何か?
堀部 尚弘
1
1浜松医科大学皮膚科
pp.351-352
発行日 2008年5月1日
Published Date 2008/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102008
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症例
患 者:30歳,男性
主 訴:頭部・顔面皮膚の肥厚と深い皺襞
家族歴:特記すべきことなし.両親・同胞に同じ症状は認めない.
既往歴:特記すべきことなし.
現病歴:20歳頃より両側頭部の皮膚が肥厚しはじめ,25歳頃には顔面・頭部全体までに拡大し,皺襞が形成されるようになった.また,同時期より指趾末端の肥大に気づいた.
現 症:顔面皮膚は全体的に肥厚し,前額部,眉間,下眼瞼,オトガイ部には深い大きな皺襞が形成され,鼻唇溝も深くなっていた.
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