Japanese
English
症例報告
骨髄性プロトポルフィリン症の1例
A case of erythropoietic protoporphyria
有馬 礼人
1
,
佐藤 寛子
1
,
藤沢 康弘
1
,
中村 泰大
1
,
高橋 毅法
1
,
大塚 藤男
1
Ayato ARIMA
1
,
Hiroko SATO
1
,
Yasuhiro FUJISAWA
1
,
Yasuhiro NAKAMURA
1
,
Takenori TAKAHASHI
1
,
Fujio OTSUKA
1
1筑波大学大学院人間総合科学研究科(臨床医学系)皮膚科学教室
1Department of Dermatology, University of Tsukuba Graduate School of Medicine, Tsukuba, Japan
キーワード:
骨髄性プロトポルフィリン症
,
光線過敏
,
プロトポルフィリン濃度
Keyword:
骨髄性プロトポルフィリン症
,
光線過敏
,
プロトポルフィリン濃度
pp.359-361
発行日 2008年5月1日
Published Date 2008/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101989
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要約 6歳,男児.1歳頃より日光曝露後,顔面,手背などの露出部に軽度の紅斑,色素沈着および陥凹性瘢痕を生じていた.遮光にて紅斑の出現は減少した.赤血球中プロトポルフィリン,および便中プロトポルフィリンが高値で,骨髄性プロトポルフィリン症と診断した.自験例は赤血球中プロトポルフィリン濃度が高値の割に皮膚症状が軽微であり,また,今のところ肝障害を伴っていなかった.今回,自験例の報告とともに若干の文献的考察を行った.
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