Japanese
English
症例報告
ナローバンドUVB照射とステロイド外用が奏効した角層下膿疱症の1例
Subcorneal pustular dermatosis successfully treated with narrow-band ultraviolet B phototherapy and steroid ointment
間山 淳
1
,
竹本 啓伸
1
,
原田 研
1
Jun MAYAMA
1
,
Hironobu TAKEMOTO
1
,
Ken HARADA
1
1青森県立中央病院皮膚科
1Department of Dermatology, Aomori Prefectural Central Hospital, Aomori, Japan
キーワード:
角層下膿疱症
,
ナローバンドUVB
Keyword:
角層下膿疱症
,
ナローバンドUVB
pp.303-305
発行日 2008年4月1日
Published Date 2008/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101922
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要約 58歳,女性.2年前から軀幹の間擦部に紅斑が出没していた.紅斑辺縁部に小膿疱が配列し,皮膚生検により角層下膿疱症と診断した.ジアフェニルスルホン内服とステロイド外用で皮疹の著明改善をみたが,肝機能障害が出現したため,中止した.皮疹が再び増悪したため,ナローバンドUVB照射を開始したところ,皮疹は鱗屑を残し軽快した.本症に対するナローバンドUVB照射の報告は少ないが有効と考えられ,今後試みるべき治療の1つと考える.
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