Japanese
English
治療
自己免疫性皮膚疾患に対する血漿交換療法
Plasmapheresis therapy in autoimmune skin diseases
石地 尚興
1
,
谷野 千鶴子
1
,
上出 良一
1
,
中川 秀己
1
,
大森 一範
2
Takaoki ISHIJI
1
,
Chizuko YANO
1
,
Ryoichi KAMIDE
1
,
Hidemi NAKAGAWA
1
,
Kazunori OHMORI
2
1東京慈恵会医科大学皮膚科
2赤羽中央総合病院附属クリニック皮膚科
1Department of Dermatology, The Jikei University School of Medicine, Tokyo, Japan
2Department of Dermatology, Akabane Central General Hospital Attached Clinic, Tokyo, Japan
キーワード:
尋常性天疱瘡
,
水疱性類天疱瘡
,
抗ラミニン5瘢痕性類天疱瘡
,
慢性蕁麻疹
,
血漿交換療法
Keyword:
尋常性天疱瘡
,
水疱性類天疱瘡
,
抗ラミニン5瘢痕性類天疱瘡
,
慢性蕁麻疹
,
血漿交換療法
pp.1017-1020
発行日 2007年11月1日
Published Date 2007/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101820
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要約 近年,天疱瘡を中心に,ステロイド全身投与に抵抗性の症例において,自己抗体の除去などを目的とした血漿交換療法が施行されるようになった.われわれは,尋常性天疱瘡,水疱性類天疱瘡,抗ラミニン5瘢痕性類天疱瘡,自己抗体の関与が推測された慢性蕁麻疹に対し,血漿交換療法を施行し,良好な結果を得た.そこで治療前後の臨床症状,ステロイド投与量,自己抗体価の関係について検討したところ,臨床症状の改善,ステロイド投与量の減少,自己抗体価の低下がみられた.有害事象として,低血圧,出血,感染症が認められたため,注意深く施行する必要があると考えられた.
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