Japanese
English
治療
肝斑に対するDH-4243(トラネキサム酸配合経口薬)の多施設共同無作為化比較試験
Clinical efficacy of DH-4243 for Chloasma:A multi-center randomized controlled trial
川島 眞
1
,
川田 暁
2
,
滝脇 弘嗣
3
,
水野 惇子
4
,
鳥居 秀嗣
5
,
林 伸和
6
,
乃木田 俊辰
7
,
秋吉 栄美子
8
,
吉原 伸子
9
,
渡辺 千春
10
,
山田 美奈
11
,
藤井 啓子
12
,
森 俊二
13
Makoto KAWASHIMA
1
,
Akira KAWADA
2
,
Hirotsugu TAKIWAKI
3
,
Atsuko MIZUNO
4
,
Hidetsugu TORII
5
,
Nobukazu HAYASHI
6
,
Toshitatsu NOGITA
7
,
Emiko AKIYOSHI
8
,
Nobuko YOSHIHARA
9
,
Chiharu WATANABE
10
,
Mina YAMADA
11
,
Keiko FUJII
12
,
Shunji MORI
13
1東京女子医科大学皮膚科
2近畿大学医学部皮膚科
3徳島大学医学部皮膚科
4有楽町皮膚科
5社会保険中央総合病院皮膚科
6スキンクリニック代官山
7新宿南口皮膚科
8えみ子皮膚科クリニック
9よしはら皮膚科クリニック
10肌クリニック大宮
11四谷三丁目皮膚科
12西梅田皮膚科
13森皮フ科
キーワード:
肝斑
,
スキントーン・カラースケール
,
ロボスキンアナライザー
,
トラネキサム酸
,
ビタミンC
Keyword:
肝斑
,
スキントーン・カラースケール
,
ロボスキンアナライザー
,
トラネキサム酸
,
ビタミンC
pp.735-743
発行日 2007年8月1日
Published Date 2007/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101753
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要約 肝斑に対するDH-4243(トラネキサム酸配合経口薬)の有効性および安全性を,ビタミンC製剤を対照薬とする多施設共同無作為化比較試験により検討した.肝斑患者231例にDH-4243またはビタミンC製剤のいずれかの薬剤を1回2錠,1日3回毎食後に8週間経口投与し,色素沈着改善度をスキントーン・カラースケール,写真判定および画像診断などにより評価した.スキントーン・カラースケールによる色素沈着改善率は,DH-4243群60.3%,ビタミンC製剤群26.5%であり,両群間に有意な差が認められた(χ2検定:p<0.001).また,自覚症状改善度,写真判定および画像診断においてもDH-4243群で有意に高い改善効果が得られ,安全性に問題は認められなかった.以上より,DH-4243の肝斑に対する有用性が確認された.
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