特集 病態から考える薬物療法
第XII章 色素異常症
2 肝斑
船坂 陽子
1
Yoko FUNASAKA
1
1日本医科大学,皮膚科
キーワード:
肝斑
,
美白剤
,
ケミカルピーリング
,
光老化
,
紫外線
Keyword:
肝斑
,
美白剤
,
ケミカルピーリング
,
光老化
,
紫外線
pp.874-878
発行日 2022年4月20日
Published Date 2022/4/20
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000003283
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肝斑は境界明瞭な淡褐色~褐色斑が顔面,特に前額,頰,頰骨部,口囲に左右対称性に生じる。眼囲が抜けるのが特徴である。大半が20歳台後半~40歳台に発症し,発症年齢の平均は30歳である。妊娠2~3カ月に始まり,漸次高度となり,分娩後月経開始とともに徐々に消退するが,長期に持続して閉経後に及ぶこともある。緩解と増悪を繰り返す難治性の色素斑である。
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