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特集 最近のトピックス2007 Clinical Dermatology 2007
4. 皮膚疾患治療のポイント
皮膚科医が使う抗うつ薬
Antidepressants for dermatologists
羽白 誠
1
Makoto HASHIRO
1
1大阪警察病院皮膚科
1Department of Dermatology, Osaka Police Hospital, Osaka, Japan
キーワード:
心身症
,
アトピー性皮膚炎
,
円形脱毛症
,
痤瘡
,
抗うつ薬
Keyword:
心身症
,
アトピー性皮膚炎
,
円形脱毛症
,
痤瘡
,
抗うつ薬
pp.119-122
発行日 2007年4月10日
Published Date 2007/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101630
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要約 皮膚科で抗うつ薬を使用する医師はまだ少ない.しかし,皮膚症状に抑うつ状態が密接に関係している例がしばしばみられる.こういった場合に抗うつ薬を皮膚科的治療に併用すると改善される場合を経験する.また難治性の痒みや激しい搔破,自傷性皮膚炎にも抗うつ薬は有用である.皮膚科医が使う抗うつ薬としては選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI),セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)などがよい.
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