Japanese
English
症例報告
女性の外陰部に生じた被角血管腫の1例
A case of angiokeratoma on the vulva
石澤 俊幸
1
,
林 昌浩
1
,
紺野 隆之
1
Toshiyuki ISHIZAWA
1
,
Masahiro HAYASHI
1
,
Takayuki KONNO
1
1山形県立日本海病院皮膚科
1Division of Dermatology,Yamagata Prefectural Nihonkai Hospital
キーワード:
外陰部
,
被角血管腫
Keyword:
外陰部
,
被角血管腫
pp.1001-1003
発行日 2003年10月1日
Published Date 2003/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101374
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51歳,女性.約1年前に外陰部に小丘疹が出現し,徐々に増数・増大した.初診時,両側大小陰唇に直径3mmまでの暗赤色または黒褐色の丘疹が多発していた.病理組織学的に,表皮はごく軽度の過角化を示し,真皮上層には1層の内皮細胞に囲まれ拡張した管腔を認め,赤血球が充満していた.以上より女性の外陰部に生じた被角血管腫と診断した.これまで本邦皮膚科領域における女性外陰部の報告例は,自験例を含め7例のみであり,文献的考察を含め報告した.
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