Japanese
English
症例報告
関節リウマチ患者に生じ,エトレチナートが著効した角層下膿疱症の1例
A case of subcorneal pustular dermatosis successfully treated with etretinate in a patient with rheumatoid arthritis
斎藤 昌孝
1
,
順毛 直弥
1
,
早川 和人
1
,
塩原 哲夫
1
,
中林 公正
2
Masataka SAITO
1
,
Naoya JUNKE
1
,
Kazuhito HAYAKAWA
1
,
Tetsuo SHIOHARA
1
,
Kimimasa NAKABAYASHI
2
1杏林大学医学部皮膚科学教室
2杏林大学医学部第一内科学教室
1Depertment of Dermatology,Kyorin University School of Medicine
21st Depertment of Internal Medicine,Kyorin University School of Medicine
キーワード:
角層下膿疱症
,
関節リウマチ
,
IgA天疱瘡
,
DDS
,
エトレチナート
Keyword:
角層下膿疱症
,
関節リウマチ
,
IgA天疱瘡
,
DDS
,
エトレチナート
pp.786-788
発行日 2003年8月1日
Published Date 2003/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101318
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66歳,女性.関節リウマチのため内科外来通院中に,軀幹を中心にそう痒性皮疹が出現し,臨床および病理所見,さらに蛍光抗体直接法(DIF)の結果から角層下膿疱症(SPD)と診断した.当初はDDS内服が有効と思われたが,6週間後に全身性に再燃したため,エトレチナートに変更したところ著効した.その後約半年経過した現在も膿疱の新生はほとんどなく寛解状態が得られている.SPDの診断および治療についての考察を行った.
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