Japanese
English
症例報告
外傷を契機に巨大血腫を形成したびまん性神経線維腫の1例
A case of pachydermatocele with giant hematoma induced by trauma
三宅 亜矢子
1
,
鈴木 布衣子
1
,
木花 いづみ
1
,
藤倉 雄二
2
Ayako MIYAKE
1
,
Nuiko SUZUKI
1
,
Izumi KONOHANA
1
,
Yuji FUJIKURA
2
1平塚市民病院皮膚科
2平塚市民病院放射線科
1Division of Dermatology,Hiratuka City Hospital
2Division of Radiology,Hiratuka City Hospital
キーワード:
von Recklinghausen病
,
びまん性神経線維腫
,
血腫
Keyword:
von Recklinghausen病
,
びまん性神経線維腫
,
血腫
pp.618-620
発行日 2003年6月1日
Published Date 2003/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101278
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63歳,男性.von Recklinghausen病に合併したびまん性神経線維腫内に外傷をきっかけに巨大血腫を生じた症例を報告した.外傷後にもともと存在した腰部腫瘤の異常な腫脹が生じ,意識レベルの低下がみられたため当院へ搬送.CTで腫瘍内のびまん性出血が疑われ,急速に貧血が進行したことより血管造影を行い栄養血管の塞栓術を施行.その後全身状態の改善を待ってから血腫除去術を行った.術中および術後の出血対策についても若干の考察を加えた.
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