Japanese
English
症例報告
不適切療法に4年間固執し重症化した落葉状天疱瘡の1例
A severe case of pemphigus foliaceus that had experienced unsuitable treatments for 4 years
岩田 貴子
1
,
小寺 雅也
1
,
八代 浩
1
,
木村 多美
1
,
臼田 俊和
1
Takako IWATA
1
,
Masanari KODERA
1
,
Hirosi YATUSIRO
1
,
Tami KIMURA
1
,
Tosikazu USUDA
1
1社会保険中京病院皮膚科
1Depertment of Dermatology,Social Insurance Chukyo Hospital
キーワード:
民間療法
,
落葉状天疱瘡
,
ステロイド剤
Keyword:
民間療法
,
落葉状天疱瘡
,
ステロイド剤
pp.253-255
発行日 2003年3月1日
Published Date 2003/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101178
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55歳,女性の落葉状天疱瘡患者.ステロイドへの不安により,4年間さまざまな民間療法や不適切療法を試みた結果,症状を著しく悪化させた.治療はプレドニゾロン50mg/日にて症状は軽快せず,ステロイドパルスを必要とした.自験例は,医療提供者の不十分な対応と,医療不信をかきたてる誤った情報の氾濫,そして悪徳ともいえる業者の横行の結果による1例と考えた.
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