Japanese
English
臨床報告 1
Recklinghausen病に早期胃癌と多発性気腫性囊胞を合併した1例
A resected case of early gastric cancer with multiple bullae complicated by von Recklinghausen disease
青木 孝文
1
,
庭野 元孝
1
,
大石 達郎
1
,
笹野 満
1
Aoki Takafumi
1
1丹後中央病院外科
キーワード:
Recklinghausen病
,
早期胃癌
,
気腫性囊胞
,
腹腔鏡補助下幽門側胃切除
Keyword:
Recklinghausen病
,
早期胃癌
,
気腫性囊胞
,
腹腔鏡補助下幽門側胃切除
pp.263-266
発行日 2003年2月20日
Published Date 2003/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101347
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はじめに
Recklinghausen病(以下,R病)は皮膚および神経の多発性神経線維腫とカフェ・オ・レ斑を主徴とし,眼・骨変化,脳・脊髄腫瘍など多彩な症候のみられる優性遺伝性疾患である1~4).R病と悪性腫瘍の合併頻度は高い1,3)が,胃癌の合併は比較的少ない5).今回,筆者らはR病に早期胃癌と多発性気腫性嚢胞を合併した稀な症例を経験し,腹腔鏡補助下幽門側胃切除術(以下,LADG)を施行した.R病に合併した早期胃癌にLADGを行った最初の報告となる自験例を呈示し,若干の文献的考察を加えて報告する.
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