特集 発生学から考えてみよう!小児の先天疾患
水頭症、髄膜瘤、二分脊椎
三輪 点
1
1慶應義塾大学 医学部脳神経外科
キーワード:
水頭症
,
髄膜瘤
,
脊髄
,
脊柱管癒合不全
,
脳
,
神経発生
Keyword:
Brain
,
Meningocele
,
Hydrocephalus
,
Spinal Dysraphism
,
Spinal Cord
,
Neurogenesis
pp.1017-1024
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021292916
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●神経管が形成されることにより、脳・脊髄が発生、成長していく。●脳の成長過程で中脳水道狭窄が起きると、胎生期から水頭症を認める。●神経管閉鎖障害が起きると、頭部では二分頭蓋、脊髄では二分脊椎となる。●二分脊椎は開放性、潜在性に分類されるが、開放性は緊急で閉鎖術が必要である。●開放性二分脊椎(脊髄髄膜瘤、脊髄披裂)の予防には十分な葉酸摂取が必要である。
Copyright© 2021 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.