Japanese
English
症例報告
足底に生じた若年性黄色肉芽腫の1例
A case of juvenile xanthogranuloma on the sole
長谷川 聡
1
,
奥山 隆平
2
,
相場 節也
2
,
田上 八朗
2
,
末武 茂樹
1
Satoshi HASEGAWA
1
,
Ryuhei OKUYAMA
2
,
Setsuya AIBA
2
,
Hachiro TAGAMI
2
,
Takaki SUETAKE
1
1岩手県立胆沢病院皮膚科
2東北大学医学部皮膚科教室
1Division of Dermatology,Iwate Prefectural Isawa Hospital
2Depertment of Dermatology,Tohoku University School of Medicine
キーワード:
若年性黄色肉芽腫
,
足底
,
単発例
Keyword:
若年性黄色肉芽腫
,
足底
,
単発例
pp.1176-1178
発行日 2004年12月1日
Published Date 2004/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100891
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生後7か月,男児.2週間前頃から左足底に小結節が出現し,初診時左足底に1.5mm大のほぼ皮膚色の光沢のある小結節を認めた.2か月後,小結節は径4mmに増大したため全摘した.病理組織学的に,真皮全層にわたり,主として組織球と巨細胞からなる細胞集団を認めた.組織球や巨細胞はCD68,ライソザイムが陽性,S100蛋白,CD1aは陰性で若年性黄色肉芽腫と診断した.本症例のように足底に生じた単発性若年性黄色肉芽腫は稀であり報告する.
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