Japanese
English
症例報告
多発型若年性黄色肉芽腫の1例
A case of multiple juvenile xanthogranuloma
大澤 学
1
,
植田 郁子
1
,
岡本 祐之
1
Manabu OSAWA
1
,
Ikuko UEDA
1
,
Hiroyuki OKAMOTO
1
1関西医科大学皮膚科学講座
1Department of Dermatology,Kansai Medical University,Moriguchi,Japan
キーワード:
若年性黄色肉芽腫
,
多発
,
合併症
Keyword:
若年性黄色肉芽腫
,
多発
,
合併症
pp.35-37
発行日 2011年1月1日
Published Date 2011/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102784
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要約 11か月,女児.生後1か月時に左側頭部に黄色丘疹が出現した.生後5か月から全身に同様の性状の数mm大の黄色丘疹が多発したため,紹介受診となった.皮膚生検組織でTouton型巨細胞や泡沫細胞の集簇を認めた.臨床および病理組織学的所見から多発型若年性黄色肉芽腫と診断した.眼科的検索や頭腹部超音波検査で明らかな合併症はなかったため経過観察中である.今回,多発型若年性黄色肉芽腫の1例を経験したので若干の文献的考察を交えて報告する.
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