Japanese
English
症例報告
女性の外陰部の硬化性萎縮性苔癬の3例
Three cases of lichen sclerosus et atrophicus
倉田 ふみ
1
,
檜垣 祐子
1
,
川島 眞
1
Fumi KURATA
1
,
Yuko HIGAKI
1
,
Makoto KAWASHIMA
1
1東京女子医科大学皮膚科学教室
1Depertment of Dermatology,Tokyo Women's Medical University
キーワード:
硬化性萎縮性苔癬
,
有棘細胞癌
,
ロイコプラキア
Keyword:
硬化性萎縮性苔癬
,
有棘細胞癌
,
ロイコプラキア
pp.1173-1175
発行日 2004年12月1日
Published Date 2004/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100890
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症例1:74歳,女性.右大陰唇内側のそう痒を伴う脱色素斑.症例2:53歳,女性.左大小陰唇から膣前庭のそう痒を伴う不完全な脱色素斑.症例3:56歳,女性.小陰唇内側のそう痒を伴う小豆大の白色局面.組織学的には3例とも表皮の平坦化,表皮突起の消失と液状変性,真皮上層の浮腫と,その下層のリンパ球浸潤を認めた.外陰部硬化性萎縮性苔癬(LSA)と慢性湿疹,ロイコプラキアとの鑑別について述べるとともに,外陰部LSAがロイコプラキア,有棘細胞癌の発症母地となりうることを念頭に置いた取り扱いの重要性を強調した.
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