Japanese
English
症例報告
腫瘤型石灰化上皮腫の1例
A case of protuberant type of calcifying epithelioma
江内田 智子
1
,
石渕 裕久
2
,
清水 晶
2
,
永井 弥生
2
,
石川 治
2
Tomoko EUCHIDA
1
,
Hirohisa ISHIBUCHI
2
,
Akira SHIMIZU
2
,
Yayoi NAGAI
2
,
Osamu ISHIKAWA
2
1内田病院皮膚科
2群馬大学大学院医学系研究科皮膚病態学教室
1Division of Dermatology,Uchida Hospital
2Depertment of Dermatology,Gunma University Graduate School of Medicine
キーワード:
石灰化上皮腫
,
腫瘤型
,
前額部
Keyword:
石灰化上皮腫
,
腫瘤型
,
前額部
pp.1179-1181
発行日 2004年12月1日
Published Date 2004/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100892
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59歳,男性.初診4か月前より前額部に紅色皮疹が出現し,徐々に隆起した.前額部中央の髪際部に30×20×17mm,ドーム状に隆起する暗紫紅色の腫瘤があり,生検組織の病理組織学的所見より石灰化上皮腫と診断した.腫瘤型石灰化上皮腫は比較的頻度の低い臨床病型である.腫瘤型をきたす理由として,皮下組織の少ない部位で皮表に向かって突出する可能性,真皮の弾力性が少なく周囲皮膚を伸展させるといった可能性を考えた.
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