Japanese
English
症例報告
Conradi症候群の1例
A case of Conradi syndrome
服部 尚生
1
,
安藤 浩一
1
Hisao HATTORI
1
,
Koichi ANDO
1
1名古屋第一赤十字病院皮膚科
1Depertment of Dermatology,Lapanese Red Cross Nagoya First Hospital
キーワード:
Conradi-Hunermann型
,
点状軟骨異形成症
,
遺伝性角化症
,
Conradi症候群
Keyword:
Conradi-Hunermann型
,
点状軟骨異形成症
,
遺伝性角化症
,
Conradi症候群
pp.813-815
発行日 2004年9月1日
Published Date 2004/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100794
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生後2日,女児.生下時より,四肢・体幹にBlaschko線に沿った,線状の厚い鱗屑を認めた.母親も,出生時に同様の皮疹があった.病理組織学的に,毛包は拡大し深く大きな角栓を形成していた.角層内には,異所性石灰化を認めた.X線像では,大腿骨骨端部や脊椎周囲などに点状石灰化を認めた.皮膚科学的には,Conradi症候群とは,点状軟骨異形成症のうち皮膚病変をしばしば合併する疾患で,遺伝性角化症に分類されている.本症例は,その1型であるConradi-Hunermann型と考えられた.
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